農業・林業
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10.172016
〈ほどほど〉の稲作と、〈ほどほど〉のアイガモを飼う
一年中、水を張っておく田んぼにしたら、生物多様性のフィールドになる。いろいろな生きものがやってくる。いろいろな植物が生える。ミツバチも、ホタルも、いる。そうして、アイガモたちがいる。そこが理想。だけど、ここが問題。アイガモをメインにしたら生物多様性のフィールドにはならないのだ。アイガモを保護するために、電気柵や網を張る。そうなると、ほかの生きものを排除することになる。[続きを読む]
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10.172016
「アイガモそのものを飼う」という道もあるか
来年のアイガモをどうするか、というところで考えている。アイガモ農法の発想は、完全無農薬の田んぼづくりから、きた。除草剤は使いたいくない。使わないと、ものすごい草が生える。人力ではたいへんすぎる。その除草をアイガモにやってもらうのだ。アイガモ農法にすれば、草取りはまったくいらない。そこはラクだ。しかし、そのためにアイガモの管理がたいへん。なにしろ「生きもの」だからね。思うようにはならない。[続きを読む]
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10.172016
田んぼの仕事 いろいろたいへん(2)
楽舎の田んぼは、機械力じゃなくて、仲間力で乗り切っていくことになる。いまはメインの仲間5名でやっている。スポットで〈まちなか〉のひと、地元のひとが手伝ってくれている。田植えも稲刈も、手動式の機械だ。なかなかボロで、修理費がかさむ。さあはじめるぞというとき、動かないときも多い。ことしは、さいわい良質の稲刈り機(バインダー)を安く手に入れることができたのでスムースだ。[続きを読む]
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10.172016
田んぼの仕事いろいろたいへん(1)
田んぼのたいへんなのは、いちどにたくさんの人手がいること。田植えや稲刈など、その日にちじゃないとむつかしい。〈待ったなし〉ということが多いので、そのとき人手がいないと、たいへん。また、手伝ってくれたひとに、どんなふうにお礼をしたらいいのか、それもむつかしい。そのあたりがなかなか面倒だ。なので、機械にたよることになる。[続きを読む]
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10.142016
深い水路をさまよっていたアイガモ君、ついに捕獲
深い水路をさまよっていたアイガモ君、ついに4日目に捕獲。田んぼから脱走して、あやまって水路にはいりこんだのだ。そこは堰が急峻で高すぎる。アイガモの羽の力では超えられない。このまま下流に行くと、気田川がある。そこに行ったら流されて、二度と戻ってはこれない。水路に入って追いかけたが、むこうも必死。上流に逃げていった。先には長いトンネルがあって、奥へ奥へと逃げ込んでいった。漆黒でわからない。[続きを読む]
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10.112016
主食のお米と大豆を自分の手でつくる
ご飯がおいしい。おとうちゃんが、一所懸命につくったお米だから。農薬なんてまったくつかってない。化学肥料もなし。山からの清流で育った。天日干しのおいしいお米。ことしも、つくった。今日も稲刈だったよ。主食のお米と大豆を自分の手でつくる。これで、食生活はかなり安心。山里暮らしのおおきな魅力のひとつだ。ことしのお米の収穫予想は800キロ、大豆は200キロ。大豆からは味噌ができる、豆腐も豆乳も。[続きを読む]
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10.112016
アイガモ農法をつづけるかどうか
来年の田んぼをどうするか、仲間とはなしていた。まず、アイガモ農法をつづけるかどうか。アイガモの除草効果は抜群で、完全無農薬の田んぼをやるとき、すばらしいチカラを発揮する。しかし、だ。育てる過程でいろいろたいへん。生きものなので、ままならぬことが多い。朝晩のエサやり、エサ代、外敵からの保護のための電気柵と天井の網張りなど、作業もたいへん。[続きを読む]
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10.102016
泥まみれになった稲をふたたび掛け直す
雨と風で倒れて泥まみれになった稲。ふたたび掛け直した。心配なのが、泥まみれの稲が脱穀したとき、米に混じってしまわないかということ。三人の農家に聞くと、脱穀したときにちゃんと土は除かれるということなので、安心した。稲架掛けは、三脚を増やして土に打ち込んで補強した。まだ田んぼは3枚残っているので、さらに竹を切って稲架掛けの準備をした。近くの竹林で60本の竹を切った。[続きを読む]
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10.92016
脱走したアイガモの捕獲作戦
稲架掛けが倒れたうえに、アイガモたち20羽が脱走していた。かれらは畑の上を悠々と歩いていた。あちこち網を補修してもなおかつ逃げられてしまうのだ。まあこんなことは毎日なことだが、やはり疲れる。ひとりで追いかけて捕まえるのは、かなり骨が折れる。田んぼを行ったり来たり、泥まみれになる。カモ君も必死だし。それで、近頃、やっと効率的な捕獲方法をみつけた。捕まえずに誘導すればいいのだ。[続きを読む]