日々のエッセイ
5.172015
学生の力で、耕作放棄地をよみがえらせる
山里はいたるところ耕作放棄地ばかりだ。学生たちの力を借りて、耕作放棄地を再生させる仕事もある。ススキを引っこ抜き、雑草を刈り取り、土を耕す。
それは可能だ。しかし、学生たちをたんなる労働力としての活用だけになったら、もったいない。ただ、学生たちが、継続的に耕作して、野菜などを栽培できるかというと、かなり難しい。その蘇った畑を生かしていく人が現れなければ、再生の意味がない。
学生の力で、耕作放棄地をよみがえらせる。そして、その畑をきちんと管理する人がいる。学生たちは、定期的に畑を訪れては、世話をする。地元と交流できるような道筋をつける。それがいいのだが。
浜松学院大の先生の学生たちを一日かけて案内した。スタッフの天野くん(写真の右)も同行した。かれの暮らす植田という集落なら、それが可能かもしれない。天野君は、オーストラリアでパーマカルチャー学び、埼玉で有機農業の修行をしてきた。かれが耕作放棄地を継続して管理していく。学生たちを廃校の公民館(写真の左)に泊まらせて、地元の人と交流させていく。そんな道筋も考えていきたい。
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