池谷啓の記事一覧
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11.22017
今後、どうなっていくのか。交通弱者対策
NPO法人「春野のえがお」が運営しているタクシー。山奥の交通弱者のためのタクシー。法律の規制があって町内しか走れないが、会員になれば、タクシーの半額で利用できる。春野町は浜松市と合併するまでは、町内なら500円で走れる制度があった。しかし市と合併して10年たつと、他の町との「一律平等主義」に反するということで、その制度は廃止された。[続きを読む]
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10.312017
天日干しのために「稲架掛」(はざかけ)
稲を刈る。天日干しのために「稲架掛」(はざかけ)する。2週間くらい乾燥させると、これくらいで200キロほどの玄米になる。今年の予想は700キロ。この稲架掛の木をつくるのが一苦労。昨年は竹で作ったが、強風でみんな倒れてしまった。10回くらいは倒れた。そしてまた、稲の掛け直しの繰り返し。今年は、ちゃんとした杉材でやろうとした。森下さんの広大の森林で、木を伐った。[続きを読む]
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10.302017
雨がざあざあ降ってくる
雨がざあざあ降ってくる。「さんぽいくー」とあかりが言う。言い出したらきかない。待ったなしだ。でも、傘をさしての肩車はあぶない。リヤカーの出動だ。二歳児になったけれども、あいかわらずおかあちゃんにべったり。おかあちゃんも疲れはて、自分の仕事ができない。妻にはNPO法人の事務処理、そして締め切り間近の編集のサポートもある。なので、こうしておとうちゃんが外に連れだすわけだ。[続きを読む]
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10.282017
子犬のブリーダーから相談があった
子犬のブリーダーから相談があった。いまは町中で営業しているが、なき声などで近所の苦情がある。春野の広い土地で飼いたいという。資金がないので、空き家を探している。まあしかし、空き家はたくさんあるけれども、貸してくれるかどうかは難しい。ましてやイヌがたくさんいるとなると、さらに難しい。かなり山奥に行けば、かなり空き家がある。けれども、イヌを見にくる客には遠すぎて営業になりにくい。[続きを読む]
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10.182017
救急搬送されたMさんを、となりまちの森町総合病院に訪ねる
救急搬送されたMさんを、となりまちの森町総合病院に訪ねる。カーテンで仕切られた4人部屋にいた。寝たきりだ。なんと、腰椎骨折だという。とくに外傷はないのだから、おそらく圧迫骨折だろう。骨がスカスカで潰れたという感じだと思う。酒ばかり飲んで栄養を摂らないので、骨の成分が弱くなっている。ま、内臓系でなくてよかった。栄養をつけてリハビリしていけば、大丈夫と思う。まだ60歳なんだから。[続きを読む]
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10.162017
さすがの集落だと思った
「生きてるーー?」と玄関の戸を開ける。「もう、だめですーー」との声。冗談で言ったのに、Mさんは寝ていた。もう起き上がれない。寝返りも打てない。食事もできないと言う。山里のひとり暮らしで、移住して10年だ。近くに身寄りはいない。このままでは、衰弱して死んでしまいそう……。ということで、救急車を手配した。となり町のM町総合病院に入院となった。3日前のことだ。[続きを読む]
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10.122017
借りて耕作する場合、リスクはあるがラク
自分の土地にしていれば、安心して農業はできる。しかし、農地を取得するのは、「農地法」の制限があってたいへん、ということを書いた。しかし、農地を取得せず借りて耕作すればいいわけだ。それでも農家資格はとれるし、べつに農家資格などなくても、農業は可能である。また、農業ができなくなったら土地は返せばいいからラクだ。ただ、借りて耕作する場合、リスクはある。[続きを読む]
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10.122017
農地付きの宅地と建物を買いたいという相談を受けた
農地付きの宅地と建物を買いたいという相談を受けた。広大な農地がついているという。農業をしなくても、農地は二束三文だし、活用の道はいろいろある。買っておいたほうがいい。しかし、農地の取得はいろいろ厄介だよと伝えた。農地というのは、「農地法」で売買が制限されている。まず、「農家」でないと農地は取得できない。「農家資格」をとらなくちゃいけない。[続きを読む]