池谷啓の記事一覧
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5.162016
山里の賃貸の場合、大きな落とし穴が
山里暮らしで、空き家に住めば生活コストは安い。都内で暮らせば、家賃は10万円近くになる。ぼくは毎月、10万5千円払っていた。20年以上。いまおもえば、なんとももったいないことをした。ぼくはこちらに移住した時には、土地と家を買った。かなり安いと思ったが、越してから、地元の相場ではかなり高かった。賃貸はどうか。[続きを読む]
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4.252016
お試し住宅を案内したのだが
先日、春野に移住したいので空き家がありませんかと、Sさんからメールがあった。聞けば、彼女と暮らして近々結婚するつもり。しかし、同居しているお兄さんが、精神障害を抱えて、いろいろ暴れたりしてたいへんだという。とくに春野がいいというのではなくて、とにかく兄と別居したいということで相談があったわけだ。すぐに住めるような空き家はないし、時間がかかる。それで、春野にあるお試し住宅をすすめた。[続きを読む]
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3.212016
半農半Xの暮らし方が、山里では可能かもしれない
完全無農薬の田んぼと畑で、お米と大豆を栽培する。大豆は味噌にする。青物野菜は、適当に。それで、食のベースを確保する。あとは、3万円程度のビジネスをいくつか積み重ねていく。そういう半農半Xの暮らし方が、山里では可能かもしれない。都会では、住居費の比重が高い。空き家を安く借りられれば、すばらしい。都会で家賃を払う費用でくらいがに成り立つかもしれない。しかし、空き家があるのかどうか。[続きを読む]
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3.182016
地方創生の取材に来られた
駒澤大学で地域経済論(ベンチャー論、起業論)を研究されている長山宗広教授(写真左)が、取材に来られた。浜松市の地方創生の事例研究のためだ。買い物・病院への交通弱者の支援として、「春野のえがお」というNPOタクシーを推進している森下広隆さん(写真右)にも来ていただいて、話してもらう。ぼくは、定住促進事業のこと、山里暮らしの人たちの事例など、3時間くらい語りあった。[続きを読む]
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3.42016
山里暮らしの要諦は、なんでも助け合う友人を日ごろから持っていること
山里暮らしは、若くて元気なウチはいい。けれども、年をとると身にしみてくると思う。買い物はなんとかなるとしても、問題は病気やケガのときだ。診療所が近くにない、病院がない。クルマに乗れなければ、バスでの移動もたいへんだ。タクシーを使えば、数千円になる。Mさんが訪ねてくれた。82歳。かなり耳の遠い90歳の夫と二人暮らし。近ごろ退院したばかり。布団を干していて転んだ。[続きを読む]
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3.32016
山里での「なりわい」を開拓していく人たち
山里では仕事がない。畑を耕し田んぼをやれば、自給自足の道もある。空き家を借りればタダ同然。生活費はやすい。環境もいい。けれども、どうやって現金収入を稼ぐか。勤める会社がない。仕事がない。ひとがいないので、店をやってもお客は来ない。貯えがないと暮らしていけない。そういう心配がある。まあ、ひとり暮らしなら、なんとかなるかもしれないけど。家族がいたら、子どもがいたら、それはお金がかかる。[続きを読む]
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2.282016
広大な遊休地を活用したビジネスの可能性も
この山里は過疎地で、人がいない。ふんだんに土地はある。わがやの敷地は2,000坪くらい。畑や山はものすごく安い。高齢になって畑はできないので、耕作放棄地は広がる。山は管理にお金がかかって、木を伐っても赤字になるだけ。山をほしかったらあげるよ、と言われたこともある。そんな広大な遊休地を活用したビジネスの可能性は、ないことはない、と思う。[続きを読む]
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2.272016
村人たちとのやりとりメモ
耕作放棄地:ご近所のKさんは。85歳、妻との二人暮らし。お茶も大豆も田んぼもやってきたが、もうできないという。からだがついていけない。お茶は製茶にするのに高くつく。売ることもないので、親戚にあげてしまうだけ。子どもたちは町中に暮らして帰ってこない。子どもたちは、畑仕事をしようなんてまったく思わない。ということで、もう使わないから、と天日干しのナル(細長い丸太)のセットを譲ってくれた。[続きを読む]
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2.142016
みんなでフリースペースとして活用してほしい、と
みんなでフリースペースとして活用してほしい。所有者の鶴田さんから、相談があった。鶴田さんは、山繭を育てて織物を作っている。そこは元は美容室だが、喫茶店やちょっとしたレストランができそう。保健所の許可もすぐにとれる。奥には、風呂もキッチンも居間もあって、ちゃんと暮らせる。薪と石油の両方使えるボイラーもある。丸ノコもエアコンプレッサーも、卓上ボール盤などの木工器具もある。[続きを読む]