山里のなりわい

  1. こんな山里にいても、なんとかこうして仕事ができる方法

    人を雇わずに、好きな時間帯で共同作業という試みの一つ。Cloudをつかって遠隔地の友と共同作業。Skypeでテレビ電話しながら、リアルタイムでできる。そんなふうにして、仕事をしてきた。たとえば、GoogleDocumentの活用だ。Google Driveでは、WordやExcel、PowerPointなどが無料で使える。Cloudだから、データが共有できる。リアルタイムで共同作業ができる。[続きを読む]

  2. マスの放流

    あかりを肩車して気田川に。ちょうど、マスを放流するところだった。何十匹も川に入れていた。60センチくらいのブラウンマスとニジマス。正月に釣りにくる人のために放流するのだという。かつて気田川は、いつも水面から魚が飛び跳ねるようであったという。ダムができてから、鮎などが遡上できなくなって、ほとんど魚いないような川になってしまった。せっかくの清流なのに、なんとも残念なことである。[続きを読む]

  3. 山里暮らしの魅力は、人にこそある

    「これはおれがつくったものなんだ」といえる作品。フィールド。刻印。実在感。誇り。それが、人としての大きな喜びなんだろうと思う。芸術家や職人などには、そういう気概がある。「おれの作品だ」と、ここに提示できる。自らがゼロから作り出したもの。ひらめき、工夫、集中、熱意、努力、みんなそこに込められている。まさに個性がかがやく。[続きを読む]

  4. 拡大造林によるスギ・ヒノキの森ばかり

    都会は、買い物が便利、仕事がある、教育も医療もととのっている。いろいろ文化的なことに触れやすい。 そんな都会を離れて田舎に暮らすとなると、やはり不便だ。買い物は遠い、店がない、品揃えがない。仕事がない。教育も医療もきびしい。なにより文化が希薄。加えて人間関係が濃密で閉鎖的。とまあ、たいへんさがある。[続きを読む]

  5. ひとり暮らしのおばあちゃんたちょ訪ねる

    あかりが外に出たいという。炎天下だ。歩くのをいやがる。帽子かぶせてリヤカーに乗せてひとまわり。ちょっと散歩のつもりが、ひとり暮らしのおばあさんの家々を訪ねることにした。みなさん80を超えている。Mさんは留守だった。昨年、ひとり娘を亡くされ、身寄りもちかくにいない。先月、ご主人が家で倒れて救急車に運ばれた。退院するとちかくのデイサービスに入ったという。ご主人の介護に出かけているのだろう。[続きを読む]

  6. 山里でも図書館があれば

    過疎地の山里に暮らしているが、図書館が近くなのはありがたい。クルマで10分。図書館の前には福祉センターがあり、町営の風呂もある。200円。かつては風呂に使ったあとで、図書館で新聞と雑誌を読むのが日課だった。いまはそういう余裕がなくなったけど。都会に暮らしていたときは、駅前の書店で立ち読みしていた。けれども山里に越してからは、ちかくに書店がない。クルマで1時間余もかかるのだ。[続きを読む]

  7. 山里暮らしの試練は、年をとってきてからやってくる

    山里暮らしの試練は、年をとってきてからやってくる。病院がちかくにない。診察を受けに、調合したクスリをもらいに行くのも一日仕事になる。クルマが運転できなくなると、生活品を求めるのもたいへん。敷地が広ければ、夏草は生い茂る。年をとったら、都会暮らしがよいのだと思う。先立つものがあれば、の話だけど。田んぼの草取りの帰りに、Mさんを訪ねた。83歳になる。[続きを読む]

  8. カルマ・ヨーガの山里暮らし

    ラブファーマーズ・カンファレンス(有機農業者の集い)が、今年も春野で行われる。今年で三回目だ。全国からはるばる春野の山里に訪れる。主催者の天野くんから、今回の企画のひとつに、マインドフルネスをテーマにいれたいという話があった。マインドフルネスの講座とかシンポジウムのお手伝いをさせていただくことになるかもしれない。[続きを読む]

  9. この校舎は築90年 木工作業所に

    過疎地ではつぎつぎと廃校になる。学校は集落の「核」みたいなもので、廃校になるというのは、集落の核が消滅することでもある。学校がなければ、子育て世代は住まなくなる。高齢者ばかりとなって、やがて集落は消滅していく。それでも廃校は活用のしがいがある。公民館、美術館、コンサート会場、寄り合いの場など。こちらで全部やりますと手を上げれば、行政はまかせるよと委託してくれるかもしれない。[続きを読む]

  10. 近くにカヤックスクールがある

    肩車の散歩も疲れるので、リヤカーの子連れ狼式に変えてみた。楽ちんでいい。楽舎の事務所の近くには大津さんのカヤックスクール「スプリング・フィールド」がある。連休でお客さんが全国からカヤック合宿に訪れている。8人が乗れるという大きなカヤックがあった。スタンドアップパドルといって、立って漕ぐことができるようだ。[続きを読む]

おすすめ春野くらし

  1. てんてぐ村
  2. はるのびより 創刊号
  3. アクセサリーを作って

最近のエッセイ

ページ上部へ戻る