日々のエッセイ

  1. 田んぼに分散していたアイガモたちを、一箇所に集めた

    どうしても大きいほうが、先輩風を吹かせて威張っている。小さいほうは、遠慮している。そして、この二つの群れは、いつも混ざることはない。ちょっと日本海海戦の、バルチック艦隊と帝国日本艦隊みたいだ。田んぼに分散していたアイガモたちを、一箇所に集めた。ここは、マコモダケの栽培ゾーンだ。右のカモ君たちは、6月7日生まれ、左のカモ君たちは6月22日生まれ。2週間の違いだけど、大きさはかなり違う。[続きを読む]

  2. 逃げろ。逃げろーー。どどどどど、ばしゃばしゃばしゃ。

    逃げろ。逃げろーー。どどどどど、ばしゃばしゃばしゃと、すごい勢いで逃げていく。ぼくの足音を聞くと、つかまえられると思っているのか、警戒して逃げていく。稲穂が出てきたので、カモ君たちを田んぼから出すことにした。そのままおいとけば、稲の実を食べられてしまう。田んぼのとなりに、マコモダケと蓮の池を作っておいたので、そちらに移動した。このカモ君たちをつかまえるのが、一苦労。[続きを読む]

  3. いわば「はるの山里アカデミー」かな

    そうだ、講座をもっていただこう。かれは大学で漢文学を教えておられた。山里に移住して7年、どこにも出かけないで、悠々自適で畑仕事とお酒をたのしみに暮らしている。ああ、それはもったいないじゃないか。学識を活かしてほしい。お願いすると快諾してくれた。「詩」の鑑賞はどうですか。中国の古代の詩から唐の詩まで、ピックアップしてお話ししてもらう。中国語が堪能なので、中国音で朗読してもらう。[続きを読む]

  4. 第2回ラブファーマーズ・カンファレンス   春野の暮らしをかたる

    第2回ラブファーマーズ・カンファレンス(9/2~4)が、春野で開催される。全国の有機農業者の集い。昨年はのべ500人ほど、きてくださった。昨年に続いて、歌手の加藤登紀子さんも手弁当で来てくれる。ぼくとしては、有機農業一筋で、村おこしをされた霧里農場の金子さんの話が聞けるのが楽しみ。移住相談のブースも出して、ぼくはそこにいる予定。また。[続きを読む]

  5. 知的障害者30名余が春野を訪れたいという

    知的障害者30名余が春野を訪れたいという。名古屋からだ。友人からの依頼なので、いま企画を練っている。まあ、春野の魅力発信・交流促進事業ということで。スタッフ入れて40名くらい。バスでの往復。日帰り。11月の第一週。ということは、稲刈の体験もできる。次の3つのステージを考えた。日帰りだと忙しい旅になるね。ちと欲張り過ぎかな。第1ステージ:「熊切川のせせらぎ」。川遊び、近くの森の散策。[続きを読む]

  6. 炎天下の立ち話

    炎天下、近所のMさんと立ち話。嫁いだ一人娘を、先日亡くした。ガンだった。この年で、子どもに先立たれるというのは、さぞやつらかろう。しかも、たったひとりの娘だった。のこされたのは、夫と高三、中三、中一の子ども。むつかしい年頃だし、夫はこれからがたいへん。Mさんは82歳。夫は90歳で、耳が遠い。夫婦でもほとんどコミュニケーションがとれない。話が通じないので、集いにも参加しない。[続きを読む]

  7. 山里のお盆

    山里に暮らすと、法事に関わるおつきあいが多くなる。なにしろお年寄りが多い。これからもますます増える。おなじ自治会だと、顔も見たことないのに、お通夜や葬儀に出なくちゃいけなくなる。おなじ組になれば、駐車場やら火葬場やら、坊さんを迎えにいくとか、いろいろな役がある。女性だと料理したり配膳したり。お盆になれば、迎え盆と送り盆のときに挨拶にいく。[続きを読む]

  8. 小さいほうのグループのカモ君たち。

    小さいほうのグループのカモ君たち。黄色い産毛から、次第にたくましい茶色に変わってきている。まだ、鳴き声はピヨピヨと聞こえる。ごはんだよーというと、どどどっと寄ってきて、手から餌を食べるのだ。[続きを読む]

  9. カモ君は必死の脱走

    カモ君は必死の脱走。毎日、カモ君を追いかけてとっ捕まえている。昨日は11羽、きょうは9羽。明日も、また脱走していると思う。猛烈ダッシュを数本、繰り返して、もうヘトヘト。[続きを読む]

  10. これまでの総労働時間は、ざっと860時間。

    これまでのみんなで関わった田んぼの作業内容と労働時間は、すべてエクセルで入力している。これまでの総労働時間は、ざっと860時間。これ、たとえば人を雇って、時給千円で換算すると、86万円。交通費とか、保険とかは、なし。今年になって、道具、資材、修理代など、かかった経費はざっと50万円余。[続きを読む]

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