日々のエッセイ

  1. 12月のテーマは「自給自足の暮らし」について

    自由に気楽に、田舎暮らしについて語る場として、「田舎暮らし雑談会」を定期的に開催している(主催:NPO法人楽舎)。会場は、浜松市中区の県居(あがたい)協働センターの和室など。駅からバスで8分と近い。12月のテーマは「自給自足の暮らし」について。実際に、自給自足的な暮らしを体現している松尾俊一さん夫妻に講師を務めていただいた。[続きを読む]

  2. 王子製紙のものがたり、そして集落の悲しみの本の執筆 木下恒雄さん

    木下恒雄さん(83歳)が、いま原稿500枚の「王子製紙の記録」をまとめている。事実の記録に特化したものだ。木下さんは、これまで20冊余の郷土史を出版している。明治時代に王子製紙ができたことで、春野の町ができていく。春野の集落は、この会社が基礎にある。そして、山里は林業やお茶で繁栄していく。現在はこうした仕事場はなくなり、林業やお茶も振るわないために、過疎高齢化が起きているわけだ。[続きを読む]

  3. 奥様は92歳、ご主人は94歳

    熊切の熊切の中羽根のブルーベリー畑を訪ねる。そろそろの剪定の時期だ。軒の隣家を訪ねて挨拶して立ち話。帰りにYさん夫妻を訪ねる。奥様は92歳、ご主人は94歳。よくお二人で、2本の杖をついて散歩されている。しかも、家の前は急な坂道。「大根もっていくかあ」。「はい、ありがとうございます」。「生姜はどうだ」「はい、ありがとうございます。嬉しいです」。[続きを読む]

  4. 湯たんぽの季節

    さすがに今朝は寒い。仕事していると、手がかじかむ。足には、シュラフ2枚重ねの中に、湯たんぽ入れた。そこに下半身をもぐらせて、パソコンに向かう。 しかし、手がかじかむのでキーボードが打てず。そこで、もひとつ湯たんぽをつくって、お腹に抱く。そして、手を温めながら仕事してる。[続きを読む]

  5. 山里暮らしの便利さ不便さ

    山里の特徴は、なにしろ人が少ないことである。わが町春野は、4,400人。50年代の3分の1。10年で22%の減少率。そして加速している。当然、高齢者比率が高い。仕事が無いので、若者はほとんどいない。活気はでない。希望溢れる話は聞かない。もう春野はおしまいだよ、という話ばかりを聞かされる。まあ、これは全国の過疎地も同様と思う。本体である日本自体が、そもそも活気を失ってきているわけだから。[続きを読む]

  6. 過疎化のひとつの風景なのだが

    あかりを保育園へ連れて行った帰りに、郵便局の前を通る。すると、Mさんがハガキの投函に来ていた。元気ですかと声をかける。これは久しぶり、局の前のベンチに座ってしばし雑談する。近所の人が通りかかる。自然と立ち話が始まる。なるほど、郵便局というのは、地域の寄り合いの場にもなりうるんだなあ。室外に椅子と机があって、日向ぼっこできるような場であれば、もっといいが。[続きを読む]

  7. 山里で高校生と語ってみた

    山里はほとんど年寄りばかり。立ち話しても、盛り上がる話題はない。病気の話、誰それが死んだ、もう春野は未来がないよ、10年後にはみんないない、ということばかり。---------------------------------------ところが、先日は、高校生と話をする機会があった。あかりを連れて養護学校に行った時のことだ。たまたま、そこに居合わせた高校生に話しかけた。[続きを読む]

  8. 雑木の道を歩く

    雑木の道を歩く。広葉樹は、みんな葉を落としてしまった。桜の樹もイチョウも葉っぱほとんどない。まだ残っているは、モミジくらいか。モミジは陽に照らされて、赤く輝いている。そして常緑広葉樹。どんぐりの実があちこちに落ちている。枯葉の音がサクサクサク、ザッザッ。足音に驚いて山鳩が飛び立った。葉っぱは、春から秋まで太陽の光を得て光合成で樹に養分をおくる。[続きを読む]

  9. 田舎暮らし雑談会」と「哲学 仏教 生き方講座」の開催

    田舎暮らし雑談会」と「哲学 仏教 生き方講座」の開催日時︰12月1日(土)13時〜15時 田舎暮らし雑談会(松尾俊一講師)16時〜18時 哲学 仏教 生き方講座(長野貴晃講師)会場︰県居(あがたい)協働センター和室 浜松市中区東伊場2丁目7−2 商工会議所隣 駐車場あり要予約︰池谷までメッセージ、あるいは電話。[続きを読む]

  10. 土地の測量について

    近所の空き地で、土地の測量をしていた。費用はどれくらいか、測量士に聞いてみた。「10万円くらい?」。「いえいえ、その倍、いや数倍かかります」。おお、そんなにかかるものなのか。 隣地との境界が不明だと、後でもめることがある。そのために測量するのだろう。しかし、たった100坪あまりの土地である。そんなに正確に測量する必要があるのだろうか。[続きを読む]

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